「丸の内ストリートギャラリー」を中心にアート巡りさんぽ

芸術の秋がやってきました!

秋はさんぽがいつにも増して楽しい季節。おいしいもの、個性的なアートも気になります。そこで今回は、東京駅に隣接する丸の内エリアに出かけました。

丸の内ストリートギャラリーに展示された《Animal 2016-01B》三沢厚彦さん2018 年制作

 東京駅丸の内北口改札を出て横断歩道を渡ると、「丸の内ストリートギャラリー」の大きなクマさんがお出迎え。永代通りを回って丸の内仲通りに入れば、街路樹が続くすがすがしい通りに立体アートが点在しています。いずれも近代彫刻の巨匠や世界で活躍する現代アーティストの作品たち。通りは曜日や時間帯によって歩行者天国となり、キッチンカーやイベントが出現することも。通り沿いのショーウインドーも一幅の絵のようで、鑑賞しながら歩けば豊かな気持ちになってきます。ストリートギャラリーを堪能したら、少し戻って三菱一号館美術館へ。10月15日から始まる「印象派・光の系譜」展に心を馳は せつつ、1階のカフェでおいしいものを味わいましょう。

ジョサイア・コンドル設計のれんが造建築(1894年竣工)を復元した三菱一号館美術館

 最後に向かうのは旧東京中央郵便局舎を一部保存・再生し建てられたKITTEです。4階の「旧東京中央郵便局長室」では、かつての建築を一部再現したノスタルジックな空間で手紙を書くことができます。圧巻なのは、2・3階の広大な空間を利用したミュージアム「インターメディアテク」(入館無料)。膨大な数の展示品に刺激され、心も満たされて、アート巡りさんぽが終了しました。

KITTE4階の旧東京中央郵便局長室

インターメディアテク

 好奇心を刺激する学術標本が所狭しと並ぶ、JP タワー学術文化総合ミュージアム。日本郵便と東京大学総合研究博物館の協働運営です。東大が集めた数々の歴史的遺産からどんな新しい知見や表現を導き出せるのか、可能性を探求・提示するユニークな場所。

東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3F
050-5541-8600

http://www.intermediatheque.jp

空間・展示デザイン© UMUT works ©インターメディアテク


Café 1894

 アート巡りの途中に訪ねたいのが、明治期に銀行営業室として利用された場所を可能な限り復元したミュージアムカフェ・バー。クラシックな趣と、二層吹き抜けの開放感ある空間でいただくリッチな味わいがたまりません。展覧会タイアップメニューもお見逃しなく。

東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1F
03-3212-7156

https://mimt.jp/cafe1894/


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