連なる奇岩と清らかな渓谷　雄大な景色が広がる長瀞へ

川音を聞きながら、岩畳の上をさんぽ

長瀞（ながとろ）岩畳は、平らな岩が幾層にも重なった珍しい地形で、国指定名勝・天然記念物。荒川に沿って幅約50m、長さ約600mも続いていて、圧巻の景色です。

^{何層にも重なる、独特な形状の岩}

長瀞岩畳　JR熊谷駅で秩父鉄道に乗り換え、約50分

観光に関する問い合わせは、一般社団法人長瀞町観光協会
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞529-1（長瀞駅前）　0494-66-3311

　　熊谷駅で紙の切符（！）を購入し、秩父鉄道に乗りました。天井で扇風機が回る懐かしい車両に揺られ、50分ほどで長瀞駅に到着しました。

　岩畳に向かいます。道筋は商店街になっていて、土産物店や定食などの飲食店が30店舗ほど並んでいます。坂を下ると視界がパーッと開けて、岩畳が見えてきました。空の青、荒川の水面の緑、木々の濃い緑、そして、光を受けて白っぽく見える岩畳のコントラストが美しい！

　荒川を左手に見ながら岩畳の上を歩きました。岩は層になっていて、ところどころに赤や青の結晶が見えます。この周辺は、地殻活動の長い歴史を地表で観察できるので、「地球の窓」と呼ばれているそうです。

^{迫力満点の長瀞ラインくだり。激流と水しぶき、体験してみたかった！}

　編集TBが訪れた日は、渇水のため長瀞ラインくだりが中止で、岩畳周遊の一周舟を体験。舟べりから川をのぞくと小魚が泳ぎ、上流の方には蓑みの山を望むことができました。水量が多い日のラインくだりは迫力満点でスリリングだそうですが、この日は穏やかな舟旅に。昼過ぎ頃には、ラフティングを楽しむ人々の歓声が響いていました。

　大人の遠足。日常から離れて自然の中で、リフレッシュできますよ。