コロナ禍による孤立で多くの入院患者がWi-Fi を必要としています
日本では88.7%の病院が医療システムのためにWi-Fi(ワイファイ)を導入しているという調査がありますが(※)、入院患者にWi-Fiを解放している病院はその中の30.8%に限られています。コロナ禍によって全国で入院患者の面会禁止が1年以上続いている今、病室でWi-Fiを使って「つながる」ことがとても重要になっています。
(※電波環境協議会 2021年5月発表)
#病室WiFi 協議会
なぜ必要なの?
お見舞いに誰も来ない孤独を知っていますか? 入院患者は「オンラインでいいから家族や友人の顔を見ながら話したい」「インターネットで情報収集したい」「SNSを活用してコミュニティーへの参加や情報発信がしたい」「オンライン授業やリモートワークに取り組みたい」と願っています。
障がい者にとってもライフライン
障がい者にとって入院中の外部との通信は、生死に関わるコミュニケーション・ツールとして必要です。中でも手話を使う「ろう者」の入院患者は、コロナ禍では手話通訳が病室に入れないため、Wi-Fiを利用した遠隔手話通訳に頼ることで、初めて医師や他の医療関係者、外部とのコミュニケーションが可能になります。病室Wi-Fi は、まさにライフラインなのです。
医療機器に悪影響はないの?
総務省、厚生労働省、電波環境協議会の調査で、Wi-Fi は病院内の医療機器にほとんど悪影響を与えないという報告が出されています。
病室のWi-Fi環境作りに関心がある方はぜひHPのご一読を!
#病室WiFi 協議会の活動が一部実る形で、今年4 月厚生労働省の通達により、病室のWi-Fi 開設費用が補助金の対象になりました。しかし、申請期限は9 月30 日まで! この期限があまりに短いので#病室WiFi協議会では現在、「期限の延長」を求めて活動しています。
#病室WiFi 協議会
https://wifi4all.jpn.org/hospital