【疲れの解消】暑さで蓄積した疲れをストレッチで解消

全身ストレッチ-1

①横になり両足を重ね、足の付け根と膝、足首を直角に曲げておきます。両腕は手のひらを合わせ、胸の前で伸ばします。

②腰から下は動かさず、上の腕を大きく弧を描くように開いていきます。可能な限り開いたら、①の状態に戻します。この動きを左右の腕で行いましょう。

【動作ポイント】
腕を開くときは、腰を回すのではなく、みぞおちから上、胸を開くイメージで行いましょう。また、目線が指先を追うよう、顔も一緒に回していってください。

全身ストレッチ-2

①足を交差させて立ち、後ろになっている側の腕を、伸ばして真上に上げます。

②腰に当てている腕で腰を反対側に押しながら、上げている腕が反対側の斜め上に引っ張られるようなイメージで体側を伸ばします。後ろの足は斜め下に踏み込み、体全体を弓のように反らせます。

【動作ポイント】
このストレッチを左右で行います。体側を伸ばす際は腕だけを動かさないよう注意しましょう。バランスが取りにくければ、腰に当てている手を壁などに着いて行ってください。

全身ストレッチ-3

①足を交差させて立ちます。

②腿の付け根を支点にして、上体を前に倒していきます。このとき、上半身は脱力して、上半身の重さで重力に引っ張られるようなイメージで体を折っていきます。①に戻り、このストレッチを10回程度繰り返しましょう。両手に500mlのペットボトルを持って立ち、肘を曲げて肩の前にセットします。足は腰幅程度で開いておきましょう。

【動作ポイント】
深くしゃがみ込むと、より負荷が強くなります。無理のない範囲で調整してください。また、腕を伸ばす際は、前方ではなく、真上に上げるよう意識しておきましょう。

【健康メモ】

暑さによる運動不足と疲れにはストレッチで気分転換を

 夏は動くのがつらくなりますが、動かなくなると、疲れが残るといった悪循環を招きます。特に夏場は、エアコンの効いた部屋で過ごす方が多いかもしれません。こうした環境にいる時間が長く、体を動かす機会がない場合は、時間を見つけて、ここで紹介したストレッチを行ってみてください。なお、ストレッチは体が温まっているときに行うと、より効果的。お風呂上がりなどにも行ってください。

【ポイント】

 繰り返し行ったら、足の前後を入れ替えて行ってください。上体を前に倒したとき、前足側の手で前足の指先に触れる動きを入れてみましょう。捻りが加わるため、より効果的です。

蓮池拓矢

はすいけ・たくや

1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー


《協力》 株式会社ルネサンス
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