主に上半身に効果のある運動
①床に手と膝をついて準備します。手は肩幅よりやや広めにして床に着けます。
②背筋を一直線に保ち、胸が床に着く直前程度まで肘を曲げます。その後、床を押すイメージで①の状態に戻します。これを10 ~ 15回程度行いましょう。胸や肩、腕などへの効果が期待できます。
【動作ポイント】
肘を伸ばす際、完全に伸ばし切ってしまうと、肘に負担がかかってしまいます。戻す際は伸ばし切る直前で止めましょう。その位置から、再度曲げていきます。
主に下半身に効果のある運動
① ②
①両手に500mlのペットボトルを持って立ち、両足を腰幅程度に開きます。膝は力を入れず、軽く曲げておきましょう。
②腿の付け根を支点にして上体を前に倒します。このときは、膝も自然に任せて曲がります。上体を起こして①の状態に戻り、10 ~ 15回繰り返してください。
【動作ポイント】
可能であれば背中が床と平行になるくらいまで倒します。ただし、正しい姿勢が保てる範囲で行ってください。背中から頭のてっぺんまで、一直線を保つ意識を持って行いましょう。
全身に効果のある運動
① ②
①両手に500mlのペットボトルを持って立ち、肘を曲げて肩の前にセットします。足は腰幅程度で開いておきましょう。
②両膝を同時に曲げて体を沈み込ませたら、足の力を使い床を押して立ち上がるのと同時に、天を突くように腕を伸ばします。これを10~15回程度繰り返します。
【動作ポイント】
深くしゃがみ込むと、より負荷が強くなります。無理のない範囲で調整してください。また、腕を伸ばす際は、前方ではなく、真上に上げるよう意識しておきましょう。
【健康メモ】
運動不足による生活の質の低下は適度な運動で前向きな生活に
運動不足になると、筋肉は落ちてきます。筋肉量が減ってしまうと、それに伴い活動量が減ることに。活動量が減れば、当然太りがちになります。結果、さらに運動するのが億おっくう劫になってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。運動することで、気分が向上するホルモンが分泌されることが分かっていますので、悪循環から抜け出すだけでなく、前向きに過ごす上でも、積極的に運動を取り入れましょう。
【ポイント】
上半身に効果のある運動では、腰を上げて腕と膝を近づけるほど、負荷を弱められます。逆に負荷を強めたい場合は、膝を床から離した状態で行います。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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