① 胸のストレッチ
1.タオルを体の後ろ側で、親指が外側に向くように握ります。腕を無理に上げる必要はありません。
2.肩がすくまない程度に気持ちよく胸が伸びる位置を探し、胸を広げましょう。目線をやや斜め上に向けることでより胸が開きやすくなります。あまり腰が反り過ぎないように注意して。
② 体側のストレッチ
1.両手を肩幅より広めに広げてタオルをつかみ、バンザイの姿勢をとります
2.そのまま体を真横に倒し、体側のストレッチを行います。斜め上に伸びるようなイメージで体を倒すと、より効果的にストレッチを行うことができます。体が斜めに傾かないように注意しましょう。
③ 二の腕のストレッチ
1.タオルの端を持って右肘を曲げ、耳の横に持ち上げます。
2.背中側に垂らしたタオルを左手でつかみ、下にタオルを引くことで右の二の腕をストレッチします。
3.その状態のまま左側に体を倒すとより効果的。左右逆も同様に。肩に痛みを感じる方は無理のない範囲で行いましょう。
【動作ポイント】
タオルを使うと体が硬い方もストレッチしやすくなります。反動をつけず、痛みを感じない程度にゆっくり心地よく伸ばしてください。1 回のストレッチで伸ばす時間は20 ~ 30 秒程度にし、2・3 回繰り返しましょう。無理に伸ばそうとすると呼吸が止まりがちになり、かえって筋肉が伸びづらくなるので、ストレッチ中はゆったりとした呼吸を心がけてください。
【健康メモ】
体が温まっているときに行うのが効果的
ストレッチは柔軟性の回復・向上、疲労回復や障害予防、また運動前の準備運動などを目的として行います。シリーズ初回の今回は上半身、次回は下半身をテーマにタオルを使ったストレッチをご紹介していきますので、ぜひチャレンジしてください。ストレッチには静的、動的の2つがあり、今回ご紹介するのは静的ストレッチです。けがのリスクが低く、普段あまり運動をしていない方も安心です。お風呂上りなど、体が温まりリラックスしているときに行うと効果が得られやすく、おすすめです。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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