猫背を改善して正しい姿勢に
【動作】
- 膝を曲げて仰向けに寝て、細長く畳んだタオルを背中の肩甲骨下側にセットします。
- 天井に向かって「前へならえ」の姿勢をとります。
- 両腕を広げて胸を伸ばし②に戻す、を10 回程度繰り返します。
- バンザイをして背中を伸ばし②に戻す、を10 回程度繰り返します。
- 左右の腕を交互に上下動して肩甲骨まわりをほぐし②に戻す、を10回程度繰り返します。
【ポイント】
- 息を吐きながらゆっくり動作を行い、息を吸いながら②に戻します。力強く吐かず、ため息をつくように脱力しながら行ってください。
- 手が床につかない方は、できる範囲で行いましょう。
- タオルを肩甲骨の中部、上部へと移行して同様の動作を行うとより効果的です。
- お腹の力が完全に抜けると腰が反りやすくなります。ある程度お腹に力を入れて緊張を保ちながら行いましょう
【健康メモ】
猫背はさまざまな不調の原因に。毎日伸ばして肩甲骨周辺の凝りを解消
デスクワークが中心で一日中座っていることが多い方や、日常的にスマートフォンを見る時間が長い方は猫背になりやすく、姿勢が悪くなり、結果としてスタイルが崩れがちです。猫背は見た目の印象を悪くしてしまうだけでなく、肩凝りや腰痛、膝痛などさまざまな不調を招きかねません。今回のエクササイズは丸くなった背中を伸ばし、凝り固まった肩甲骨周辺の筋肉を緩めるために有効です。強度が高くないので毎日行っても大丈夫。猫背が気になる方は起床後や就寝前など、時間を決めて定期的に実践してみましょう。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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