下半身の筋力アップ可動性の向上と改善
【動作】
①のように足を腰幅に開き、真っすぐ立ちます。
続いて②のように片脚を真横に広げ膝を伸ばします。軸足側は外側に脚を広げるタイミングと同時に、スクワットのような姿勢をとります。しゃがみ込んだときに、軸足の膝とつま先の向きが一直線になるように注意しましょう。
ボトムポジションでは③のように胸を張ったまま上半身を前傾、脛と上半身を平行に。ボトムポジションから①の姿勢に戻ります。
これを片側ずつ10 回繰り返します。余裕がある方は、ボトムポジションから足を戻す際に地面につけず腰の高さまで引き上げ、休むことなく動作を行いましょう。
【効果】
下半身の筋力向上や可動性が上がることによる歩行動作の改善、転倒予防効果が期待できます。
【健康メモ】歩くことを意識した生活習慣を
これまでの記事で、転倒を予防するためのエクササイズを紹介してきましたが、一番の予防は日常生活で動く機会をたくさん作ることです。昨今では、移動に車を使う、買い物はインターネットで済ます、階段を使わずエレベーターを使うなど、あまり動かなくても生活をすることは可能です。しかし、何度か記事でも触れてきましたが、年を重ねるとともに使わなくなった機能は失われていきます。近所への買い物は車を使わず歩いて行く、できるだけ階段を使う、そんな生活習慣の改善から始めてみてはいかがでしょうか。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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