脚を素早く動かして歩行動作の改善を
【動作】
①足を肩幅程度に開き、両手を壁につきます。このときつま先を正面に向け、踵は地面から少し浮かせて、踵からつむじまでが一直線になるようにセットします。
②この姿勢が取れたら、次は片脚を腰の高さまで持ち上げます。このとき地面についている側の脚は床をしっかりと押し、お尻に力を入れます。
③そこから反対の脚を素早く入れ替え、②のときと同じ姿勢を作ります。このときに姿勢が崩れやすくなりますので、最初の姿勢を保つことができるように注意して行いましょう。左右交互に10 回繰り返します。
【効果】
歩行動作の改善、転倒予防の効果が期待できます。
【健康メモ】足部機能の向上で効果に期待
立位と片脚エクササイズで転倒予防
これまでの記事では足部をほぐすことや、足部の機能を高めるエクササイズを中心に紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。足部の機能が十分に高まった状態で今回のエクササイズを行うことで、より転倒予防や歩行動作の改善が期待できます。立位や片脚でのエクササイズ、素早い動作を行うことは日常生活動作の改善にとても役に立ちます。ただし片脚立ちのエクササイズを行う際は転倒のリスクも伴いますので、十分に安全を確保したうえで実施しましょう。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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