〝世界一幸福〞な国の魅力に触れる
2021年3月に発表された国連の「世界幸福度報告書」で4年連続、最も幸福度の高い国ランキング1位となったフィンランド。残念ながら日本は56位。この違いは何なのでしょう。一説には「他者との連帯感、つながりを強くした人ほど幸福度が高かった」のだとか。幸福感を育むフィンランドのライフスタイル。なかなか現地へ行けない今、日本に居ながらその魅力を味わってみませんか?
森とサウナの至福
国土の約7割が森林というのは日本もほぼ同じ。そこに神々が宿るという神話も似ています。さらにはお風呂(サウナ)が大好きというところまで。「自然」と「シンプル」を大事にするフィンランドのスタイルは、忙しさの中に忘れがちな、ゆとりや癒やしの大切さを思い起こさせてくれます。
フィンランドに倣いたい自然とつながる心地よさ
フィンランドでは自然がとても身近。全ての人に「自然享受権」があり、土地の所有者でなくても旅行者であっても、一定のルールを守れば自由に森に入り、ベリーやキノコを採集したり、キャンプやスキーを楽しんだりすることができます。自然との深い結びつきは、産業や芸術、精神性にも大きな影響を与えてきました。 またサウナで家族や友人たちと集うのも、赤ちゃんの頃から生涯にわたる日常の光景です。サウナとクールダウンを繰り返すことでリラックスし、幸福感が高まるといわれています。
完全プライベート、備え付けのロウリュサウナ。熱した石にアロマ水をかけ、蒸気を浴びるフィンランドスタイルです
サウナ後は隣にある屋外ジャグジーでクールダウン
フィンランド人が愛してやまない森は日本にも。都会の喧騒の中で暮らしている人こそ、その心地よさを味わってみて。
ようこそ、“フィンランドのサウナ小屋”へ
森に囲まれたオーパークおごせの「サウナスイートキャビン」は、ロウリュサウナ、ジャグジー、暖炉、テキスタイルブランド「フィンレイソン」とのコラボなど、フィンランドの世界観が味わえる宿泊施設。里山ならではのアクティビティも季節ごとに用意されています。
BIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE
(ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ)
埼玉県入間郡越生町上野3083-1
049-292-7889
https://opark.jp/
おいしいフィンランド
労働法でコーヒーブレーク「カハヴィタウコ」をとるよう定められているフィンランドは、コーヒー消費量、アイスクリーム消費量ともに世界トップクラス。至る所に素敵なカフェがあり、生活の一部となっています。リフレッシュにも仲間とのつながりにも大切な「カハヴィタウコ」。ぜひ日本にもほしい習慣ですね。
物語『ムーミン』に入り込んだような空間
自由を愛したフィンランドの作家トーベ・ヤンソンが創作した物語『ムーミン』。心に染み入る言葉やユニークなキャラクターたちは世界中で愛され続けています。その世界観がちりばめられたカフェでは、物語をモチーフにしたメニューに大人も子供もワクワク。ベーカリーコーナーではフィンランドらしいハード系のパンや、ニョロニョロ型などのかわいいパンをぜひお土産に。併設のグッズショップでもきっとお気に入りが見つかります。
ムーミンベーカリー&カフェ
東京ドームシティ ラクーア店
東京都文京区春日1-1-1 東京ドームシティ ラクーア1F
03-5842-6300
https://benelic.com/moomin_cafe/tokyo_dome.php
フィンランドを代表するカフェが日本上陸
フィンランド発、北欧屈指のコーヒーチェーン店、ロバーツコーヒーが日本に上陸。「自由に」「シンプルに」「ナチュラルに」をコンセプトに、北欧のリビングルームを表現した空間です。コーヒーはフィンランドの焙煎場でローストして空輸され、ジェラートも絶品。麻布十番店では18時以降、サーモンステーキなどの定食が楽しめます。
ロバーツコーヒー 麻布十番店
東京都港区麻布十番2-2-5
03-6435-1317
http://robertscoffee.co.jp/
横浜の路地裏にある、ほっこりカフェ
poro珈琲は、元・フィンランド駐在員の店主が「フィンランドの魅力を伝えたい」と2010年に開店。日本人向けにアレンジしたフィンランド料理(「リーシケイット」など)、スイーツ(「シナモンロールのチーズケーキ」など)が楽しめ、ドリンクメニューも豊富。大型モニターにフィンランドの風景、BGMに北欧のラジオ番組が流れる居心地のよい空間です。
poro珈琲
神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1-11-4
045-442-4667
http://www.poro-coffee.com