前回、「人生年表」で未来を俯瞰することをおすすめしました。未来に起こりうることをしっかり把握したら、次は「未来予想図」(例参照)の作成です。こちらは個人の5 歳刻みの表で、左列に「この時どんな状況になっているか」を記入、内容は人生年表を写したものです。右列には「この時期どんな暮らしをしていきたいか」を書き入れてください。前々回お話しした「願望リスト」を当てはめてもよいでしょう。「こうしていきたい」という願いを書き出すことによって初めて、今後どのくらいのお金が必要になるかが見えてきます。続いてマネープランの作成に入りましょう。
まずは「こうしていきたい」項目の出費額(例:下線部分)をざっくりと算出します。全てを集計してみて老後資金で足りないようであれば、実現可能なようにプランを見直してください。見直しが終わったら、今度はその費用をいつから、どのように準備するかまできちんと計画します。もし未来予想図に変化が起きたら、その都度マネープランも見直しましょう。項目ごとに細かく計画しておけば、修正もしやすくなります。書いては消し、消しては書いて考えてください。そうすると、どんどん生きたお金になっていきます。