保障額は、子供が成人するまでに必要な教育費や生活費から算出する。子供の成長に伴い、必要となる保障額は減少。
子供が独立してからの生命保険の賢い見直し方を教えてください。
生命保険の死亡保障は、万が一の時に子供や配偶者の教育費や生活費を保障するためのものです。子供が成長するに従い必要な保障額は減少するため、子供が独立し教育費などの必要がなくなった場合は死亡保障の減額が可能です。更新時期であれば、減額して更新するとよいでしょう。
老後の預貯金があれば、これまでの生命保険を解約し、死亡保障と貯蓄機能を併せ持つ終身保険に加入する方法もあります。予定利率が低いため利回りに期待することはできませんが、万が一のお葬式代として準備しながら、保険金受取人を指定することができます。余裕資金がある場合は、一時払い終身保険への加入もおすすめです。保険金は500 万円×法定相続人の数=生命保険金などの非課税枠となっているため、相続税対策にも有効です。 医療保険については、平成14 年以前に加入した保険の医療特約であれば、終身型の医療保険への見直しを検討してみましょう。