【動作】
- 左足を前へ大きく踏み込み、右手は床について体を支えます。
- そのままの体勢で前後に体重移動を繰り返します。胸を張ったまま動作を行うことがポイントで、左側のお尻、右足の腿の付け根などがストレッチされます。この体勢を取ることが難しい場合は、右膝を床について行ってもかまいません。回数は特に決めず、下半身が心地よくほぐれてくるまで行い、左右の足を入れ替えて同じように行いましょう。ある程度下半身がほぐれたら 2 つ目の動作を行います。
- 左足を前へ大きく踏み込んで、重心を乗せます。右手を床につき、左手を胸の前に折りたたむようにセットします。右足の踵が床につくと正しい姿勢が保てないので注意してください。
- 下半身の姿勢を保ちながら左手を天井へ向けて上げていき、胸を広げます。目線は指先を追いかけます。姿勢を丸くせず、常に胸を張りながら行いましょう。おなかに力を入れたまま、腰からではなく、みぞおちから上半身をひねるイメージで行うのがポイントです。5 ~10 回程度、左右それぞれ行いましょう。
【健康メモ】
全身をくまなくストレッチ!柔軟性を高め、体幹の安定向上に
デスクワークが中心の方など、座る時間が多い方はどうしても股関節周りが硬くなりがちで、筋力が低下したり、背骨周りも硬くなったり、結果として腰痛を招きがちです。今回ご紹介するのは、そんな方にぴったりな「ワールドグレイテストストレッチ」(世界で最も偉大なストレッチ)。関節の可動性を高めることが目的のエクササイズですが、下半身の柔軟性や安定性の向上、しなやかな背骨づくりに効果的で、運動不足の方にはこれだけで十分なトレーニングとなります。
蓮池拓矢
はすいけ・たくや
1984年、新潟県生まれ。スポーツクラブ ルネサンス
adidas FUNCTIONAL TRAINING 教育トレーナー
《協力》 株式会社ルネサンス
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