- 2024年6月11日
笠井信輔の「映画がいっぱい」
湖の女たち/碁盤斬り/関心領域 「新境地」という言葉、好きです。年間100本以上新作映画を観ていると俳優さんたちの新しい次元の芝居を観た瞬間、とてもうれしくなります。今月取り上げたうちの2本。大森監督も白石監督も俳優の新たな顔を引き出すのがうまいのです。
湖の女たち/碁盤斬り/関心領域 「新境地」という言葉、好きです。年間100本以上新作映画を観ていると俳優さんたちの新しい次元の芝居を観た瞬間、とてもうれしくなります。今月取り上げたうちの2本。大森監督も白石監督も俳優の新たな顔を引き出すのがうまいのです。
ミッシング/悪は存在しない/劇場版「鬼平犯科帳 血闘」 自分が出演したゴジラ映画がアカデミー賞を取るなんて、こんな幸せはありませんでした。その興奮も冷めやらぬまま4月26日、ハリウッドゴジラの新作「ゴジラ×コング」が公開! 今度は日本語吹き替え版アナウンサー役で登場します! 観てね。
オッペンハイマー/デューン 砂の惑星PART2/流転の地球 -太陽系脱出計画- シネコンの「ラージフォーマット」が熱い。IMAXや4DX、MX4D、ScreenXなど、通常の上映方式を巨大画面にしたり、椅子を動かしたり、3画面にするアトラクション上映方式のこと。今回の3本はぜひ、それで楽しんで!!
笑いのカイブツ/PERFECT DAYS/弟は僕のヒーロ― 2023年の笠井的BEST5の発表です! ❶エゴイスト ❷ゴジラ-1.0 ❸ロストケア ❹怪物 ❺月 今年は邦画が力作ぞろい。どれが1位でもおかしくない。 ゲイの世界を極力誠実に描こうとした感動作を1位に据えました。
非常宣言/ケイコ 目を澄ませて/トゥモロー・モーニング 「映画『THE FIRST SLAM DUNK』が面白い」という息子の掛け声で、観に行こうとしたら、家族全員が「行く」と(妻も!)。これって私が出演した「ゴジラ2000ミレニアム」を見に行った以来の家族総出で鑑賞。当たりそうだね、このアニメ。
百花/百花 異動辞令は音楽隊!/この子は邪悪 三木孝浩監督がノッている。7月29日に「今夜、世界からこの恋が消えても」が公開されたと思ったら、8月11日に「TANG タング」、そして8月26日には「アキラとあきら」。一ヵ月の間に3本もメジャー作品が公開され、そのどれもが面白いのだ。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者/キャメラを止めるな!/ボイリング・ポイント/沸騰 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 「トップガン」は36年前。「ドラゴンボール」も36年前。「ウルトラマン」は56年前。その新作が今年相次いでヒットしています。そして29年前の「ジュラシック・パーク」の新作もついに公開。みんな懐かしいものが好きなのね。
ハケンアニメ!/20歳のソウル/太陽とボレロ 劇中劇に出てくる芸術をどれほど本気で出現させるか? それは作品全体の評価につながる。今回取り上げる3作品。スタッフ・俳優が「アニメ」「吹奏楽」「オーケストラ」と本気で向き合った努力の結実をぜひ劇場で見てほしい。
パワー・オブ・ザ・ドッグ/カモン カモン/ツユクサ 米アカデミー賞は、2月号でも紹介した聴覚障害一家の感動の物語「コーダあいのうた」が最優秀作品賞に。私の最終予想は6勝1敗! 予想結果の詳細は、私のブログかインスタを観てくださいね。でも「パワー・オブ・ザ・ドック」も良いですよ。
SING/シング:ネクストステージ/ウェディング・ハイ/ナイトメア・アリー 米国アカデミー賞発表前に書いてます。作品賞&監督賞:「パワー・オブ・ザ・ドッグ」。主演男優賞:ウィル・スミス。主演女優賞:ニコール・キッドマン。国際長編映画賞は、もちろん濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」! いくつ当たるかな?